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他の大学のヨットとともに鬼崎港沖で帆走練習を行っていたが、一六・三〇頃急に北西の風が10m強となったため鬼崎港向け帰港を開始したが、鬼崎港入口付近で左舷船尾から波を受け転覆し、付近の海苔網まで流されたもの。
2人は同大学のレスキュー艇に救助され、同船は翌日曳航された。
・主たる海難の原因、気象・海象
・風警報発令中
〔事例12〕その他
ヨットM丸(9トン)は船長1人が乗り組み、日本一周航海中、父島から徳島県日和佐港向け航行していたところ、4月21日一四・○〇頃、潮岬南南東約72海里でメインマストハリヤードが切断し、航行不能となった。このため、速力約5ノットで機走していたが、海潮流及び風浪のため殆ど前進できず、また残燃料等の不安から24日〇七・二五頃、田辺保安に通報し、巡視船「すずか」により曳航され、25日〇三・四五串本港に入港した。
・主たる海難の原因、燃料欠乏
〔事例13〕その他
モーターボートV丸(1トン)は、2人が乗り組み、10月21日、伊勢市大湊港を出港し、二見沖に遊漁に向かう途中、出港前に船長が同船の使用燃料として伊勢市のガソリンスタンドにてポリタンク2個を差し出し「ハイオク40リッター」と買い求めたのに、船長が乗っていた車がランドクルーザーであったためスタンド従業員が車に補給するものと誤認し、軽油を補給されており、これを洋上にて補給したことから機関が停止したもの。
携帯電話にて救助要請を行い、巡
視艇「しののめ」に曳航され一〇・〇五鳥羽港に入港した。
・主たる海難の原因、不適燃料使用
以上のように、事故事例をいくつか紹介しましたが、いずれも運航者が、プレジャーボートを運航する際の、発航前検査等の基本的事項を守っておれば、十分防止することができた事故であり、これらの事例を教訓として、より一層の安全運航に努められるようお願いします。
3. プレジャーボート安全運航のために
海を愛する皆さんにとって、雄大な海原で直接自然と触れ合う一時は、日頃のストレスから開放されてのびのびと過ごす貴重な時間であるでしょうが、しかし、雄大な自然はいつも人間を優しく包んでくれるとは限りません。

また、皆さんが乗っているボートは、基本的な運航ルール・マナーを守らなかったり、取扱い方法を誤ったりすれば一瞬にして凶器となり不幸な事故につながる要素を含んでいます。
運航者は、海難事故を未然に防ぐために、次に掲げる事項を重点的にチェックすることが必要です。
(1)出港にあたっての注意事項
?無理のない航海計画
自艇の性能、自己の運航技量、航行区域等を勘案し、無理のない航海計画を立て、航行予定海域の地形、海潮流等自然条件を事前に十分調査するとともに、できるだけ単独行動を避け、2隻以上のグループで行動すること。また、航海計画は、家族、知人、マリーナに連絡しておく。
?天気予報の確認
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